POM

開発経緯


本事業を開発するに至った経緯

 南勢小橋電機株式会社では本業である電子部品の組み立て作業を行う中で、多種多様なラベルを製品に貼っているが、以前からラベルの貼り忘れ(欠品)や、ラベルのたわみ・シワ・変形などの品質問題が発生していました。

 これらの問題点を南勢小橋電機株式会社内の「生産改革委員会」の「不良0・生産効率30%UP」活動で着眼を致しました。

現状分析として、

  1. 殆どの製品でラベル貼付作業がある
  2. ラベルの種類は多種多様である
  3. 台紙はシート状、ロール状のものがある
  4. 台紙に1〜4列のラベルがある

作業分析として、

  1. ラベルを員数管理のため、10枚・20枚単位で予めカットする
  2. 片手で取りやすくするため、端を曲げ少し剥いだ状態にする

この対応で品質問題(たわみ・シワ・変形など)の発生と準備作業が必要となります。

この問題解決のため、平成16年10月、品質不良「0」、作業工数「70%削減」を目的とした機器の開発に着手しました。

員数管理のため10枚にカット
員数管理のため10枚にカット

カット作業
カット作業

少し剥いだ状態にする
少し剥いだ状態にする

シートの交換
シートの交換


開発にあたっては

  1. 員数管理で決められた枚数に達すると「ブザー注意警報」があること
  2. 台紙はシート状、ロール状のものを直接使用できること
  3. ラベルを台紙から自動的に剥がし、取り易い状態で待機すること
  4. 計数カウンターで貼付ラベル枚数の確認ができ生産台数と照合ができること

の条件を設定し、自社使用のラベル剥離機を完成させました。このラベル剥離機導入後の効果は以下の通りとなりました。

品質向上 コスト削減
貼り忘れ ゼロ 準備作業 ゼロ
ラベルの不具合 ゼロ 付帯作業 ゼロ
    工数削減 4秒/1台
    削減金額

86万円/年
日産1,000台

1台当たりの工数削減4秒

稼働日数252日/年間

賃率0.85円/秒

1.×2.×3.×4.=86万円

こうした効果を踏まえ

  1. 電気製品などは多種多様な種類のラベルを貼る作業がある
  2. 貼付は簡単な作業に見えるが、工数がかかり不良も多い
  3. 少ロット・セル生産の進化で、品質・効率対策が急がれる

などから、同業他社も同じ問題を抱えていると考え、平成17年4月「製品化、販売」を決断致しました。

 製品化にあたって、南勢小橋電機株式会社は鳥羽商船高等専門学校と三重県科学技術振興センターとの共同研究を通じて、工数削減と品質向上のため、剥離したラベルの枚数を自動的に数える機能とともに、ブザー音とLED発光により作業員に通知し貼り忘れを未然に防止する機能を持たせた「員数管理のできるラベル剥離機」を平成18年3月完成させました。

 販売開始後、多くの企業からラベル剥離機にパソコンとネットワークのできる通信機能付きのラベル剥離機があれば、データ処理による生産管理に有効活用できるとの要望を受け、このラベル剥離機に株式会社プリンシプルが開発した通信機能を付加させたラベル剥離機の製品化を実現しました。これにより動機を複数台使用してパソコンとネットワークすることにより生産数量を一元的に管理することが可能となりました。尚、代理店及び情報収集は連携体の一社である阪和興業(株)が担当致します。

(注:少ロット・セル生産とは組み立て製造業において、1人〜数人の作業員が部品の取り付けから組み立て、加工、検査までの全行程(1人が多行程)を担当する生産方式。部品箱の入れ替えやセルでの作業員の作業順序を変えるだけで、生産品目(製品バリエーションなど)を容易に変更できることで、多品種少量生産への対応に優れていることがあります)

Copyright © 南勢小橋電機株式会社 2008, All Rights Reserved.